「ふ、わぁぁぁ」
細い腕をいっぱいに伸ばして、少年は大きな欠伸を漏らした。
眠そうに目をこすって、寝ぼけ眼であたりを見渡す。
「はー・・・・暇ー・・・・」
そう一人呟いて、少年は立ち上がった。
スカート丈の短い紫のエプロンドレス、黒と白のボーダーのニーソックスに、底の厚い黒のエナメルのクロスシューズ。
短い茶色の髪には、服と同じ色の薔薇のコサージュがついた黒のカチューシャをしている。
明らかに少女の格好をしているが、立派な少年だ。
友人たちからは「アリス」と呼ばれている。
アリスは溜息を吐いて、もう一度あたりをぐるりと見渡した。
「暇すぎて死にそう。何か面白いも」
彼の独り言が、途切れる。
その視線の先にあるものを発見したからだ。
アリスの視線の先にあったのは、ウサギだった。白いウサギだ。
それだけなら「あーウサギだー」で終わっていたことだろう。
しかしそのウサギは違っていた。
そのウサギは服を着ていて、しかも二足歩行をしていた。
白のワイシャツの上に赤のチェックのジャケット、黒のスラックスを履いている。
アリスは何とも表現しがたい唖然とした表情でそれを眺める。
白ウサギはばたばたと忙しそうに走りながら、その手に持った金の懐中時計を何度も確かめている。
「あーあかんあかん!遅刻や遅刻やー!!」
白ウサギは大声で喚きながら走り去った。
アリスは茫然と、それを見送る。
「・・・・ウサギが、喋った」
やっと発せた言葉は、それだった。
夢の国のアリス<夢の国編>
「遅刻や遅刻やー!」と叫びながら白いウサギは走り去っていく。
ありえない非現実的な状況に、アリスは茫然としていた。
働かない頭で、今のことを冷静に整理していく。
白いウサギが服を着ていて、二足歩行で時計を持っていて、喋っている。
イコール、「高く売れる」
「待てそこのウサギィィイイイッ!!」
すべてを(曲った方向に)理解した瞬間、アリスは全速力で白ウサギを追いかけだした。
白ウサギはそれに気付いているのかいないのか、未だに叫びながら走り続けている。
なかなか縮まらない距離にやきもきしながら、アリスは前を見上げた。
白ウサギは小さな丘の大きな木に向かって走っている。
そこに巣でもあるのだろうか。しかしそこまで行けばきっと捕獲できる。
アリスは目の前の小さな小動物を物凄い形相で追いかけ続けた。
「遅刻や遅刻や!あかんあかん!王様に首刎ねられるー!」
悲鳴のような声で叫びながら白ウサギは一目散に丘を登っていく。
どうやら後ろから鬼の形相で追いかけてくる人間に気付いていないらしい。
彼にはそれが不幸中の幸いだった。
緩いながらも上への傾斜に、アリスは思わず速度を緩めて肩を落とす。
遅刻や遅刻やーと白ウサギの姿はすぐに丘の上に消えてしまった。
アリスは何とか丘を登りきると、思わず前かがみになって膝に手を当てた。
「は、はあ、はあ・・・・う、ウサギは・・・・」
しかしいくらあたりを見渡しても白ウサギの姿がない。
アリスは大きな木に歩み寄ると、その木のまわりを歩き始める。
反対側に回って、ふとあるものを見つけた。
大きな穴だ。そんなに体躯のよくないアリスなら入れそうだ。
しかし穴は真っ暗で底が見えず、風の音が何かの呻き声のようでひどく不気味だ。
アリスはごくりと息を呑むと、乾いた笑いを洩らしながら後退りした。
「お、俺・・・・こういうの苦手なんだよね。よし、白ウサギのことはきっぱり諦めよう」
潔くうん、と大きく頷いた。
その瞬間、アリスの足が柔らかな草にとられて、ずるりと滑った。
「へ」
バランスを崩した身体は倒れ、草と僅かな傾斜の所為か滑った。
もちろん、大きな穴に向かって。
「うわぁぁあああッ!!」
長く尾を引く悲鳴と共に、アリスは穴の中へ吸い込まれていった・・・・。
「ぎゃああああああ!!」
自分の悲鳴が穴に反響して幾重にも響く。
アリスは捲れ上がるスカートを必死で押さえて、未だに落ち続けていた。
「どんだけ深いんだよォオッ!」
思わず悲鳴を上げた瞬間、突然穴の中がぱっと明るくなった。
それと同時に、周りに壁のようなものが現れる。
下を見ると、長い穴の終わりが見えた。
「うわぁッ!」
痛みと衝撃を予想していた身体が感じたのは、何か柔らかいものの上に落ちた衝撃と跳ねる感覚だった。
固く閉ざしていた目を開けると、アリスの身体はふかふかの布団の上にあった。
「よ、よかった・・・・」
アリスはぐったりと肩を落とすと心底安堵の息を漏らした。
そこで改めてまわりを見渡してみる。
大きな部屋だ。応接間のように見える。
白い壁には無造作にいくつもの絵画が飾られ、赤い煉瓦の暖炉の中で火がぱちぱちと跳ねている。
よく見てみると、アリスが落ちたのは布団ではなくソファのようだった。
金の装飾が施された高級そうな赤い、ふかふかの大きなソファ。
その手触りに感動したアリスが何度もそれを撫でていると、ふと誰かの声がした。
「遅刻や遅刻ー!急がな急がなー!」
声の先には扉に向かって走っていく先ほどの白ウサギの姿。
アリスははっと現実に戻ると、慌てて白ウサギを追いかけた。
白ウサギはドアの取っ手に飛びつくと、そのドアを開けて向こう側に消えた。
「待て喋る白ウサギー!」
アリスもその取っ手に飛びつくと、勢いよくそのドアを開け放った。
しかしその向こうに現れたのは、一回り小さなドアだった。
アリスはもう一度ドアを開ける。また一回り小さなドアが現れた。
そのドアを開ける。また一回り小さなドアが。そのドアを開ける。一回り小さなドア。
それを繰り返していると、やっと外に通じた。
しかしドアはいつの間にかアリスの掌ほどの高さになっていた。
「こ、こんなの通れねえよぉー!」
アリスはへたりとその場にへたり込んでしまった。
やっぱり帰ろうと思って立ち上がって、はっとする。
どうやって帰ればいいんだ?
このドア以外にドアも、もちろん窓もない。
あの穴をよじ登っていく?アリスはあまり自分の運動神経に自信がなかった。
「ど、どーしよー!」
パニックに陥ったアリスは頭を抱えてまたその場にへたり込む。
ふとその目に、ガラスのローテーブルが映った。
ローテーブルの上には白い皿が置いてある。
皿には美味しそうなクッキーが綺麗に盛られていた。
その横にクリーム色のメッセージカード。「私を食べて」
アリスはずずっと鼻をすすってクッキーを一枚摘まみ上げた。
臭いを嗅ぐ。異臭はしない。むしろ美味しそうな匂いだ。
アリスはクッキーを口の中に放り込んで噛むと、ごくりと飲み込んだ。
甘すぎず、それでいてしっかりと味が付いていて、とても美味しかった。
美味しさに表情を綻ばせた瞬間、突然まわりの景色が変わり始めた。
部屋が伸びている!いや、違う。自分が縮んでいる!
思わず上げた悲鳴がだんだんと小さくなっていく。
気付けばアリスは掌サイズの大きさになっていた。
アリスは部屋を見渡して、呆然とする。
ふと後ろのドアをくぐれるようになったことに気付いて、アリスはとりあえずそのドアをくぐることにした。
ドアの向こうは森だった。むしろジャングルに近い気さえする。
アリスはあたりを見渡しながらあてもなく歩き続ける。
まわりの植物はどうやら縮む前の自分の身長にあった大きさらしい。
地面に生えている雑草すらも見上げる今の状況に、アリスは不気味さを感じた。
しばらく歩いていると遠くから「遅刻や遅刻やー!」と既に聞き慣れた声が聞こえてきた。
「白ウサギ!待って!」
アリスは声が聞こえてきた方向を頼りに走りだす。
なかなか変わらない景色にイライラしながらアリスは走り続ける。
やがて立ち止まって、あたりを見渡した。
勘で走った所為か、アリスは完全に道に迷っていた。
「ど、どーしよ・・・・完全迷った・・・・」
荒い息をしながら、アリスは愕然と呟いた。
アリスは今すぐにでもへたり込みたい気分だった。いっそへたり込む寸前だった。
そのとき、くすくすと笑う声が聞こえてきた。
どこからだろう。あたりを見渡す。誰もいない。
「こっちよこっち。上よ」
綺麗な声が上から降ってくる。
上を見ると、たくさんの花が咲いていた。
花はその細い緑の茎を曲げると、花びらを開いた。
花びらの中にはそれと同じ色をした顔があった。
「うわッ!」
「あら、レディの顔を見て叫ぶなんて失礼な花ね」
赤いチューリップは不満そうに唇を尖らせて、またくすくすと笑った。
他にもスズラン、のじぎく、薔薇、ひまわりなど、たくさんの花がアリスを見下ろしてくすくすと楽しそうに笑っている。
まさか花に見下ろされる日が来るなんて思いもしなかった、とアリスは内心思った。
「ご、ごめんなさい・・・・」
「うふふ、気にしてなくてよ。私たちのような花に逢うのは初めて?」
アリスはこくこくと素直に頷いた。
チューリップはそう、と優しく笑って頷いた。
「でも本当に可愛らしい花ね」
「やだ白薔薇さんったら。最初に見つけたのは私よ」
「あ、あの、俺白ウサギを探してるんですけど・・・・」
白い薔薇がうっとりしながら葉っぱでアリスの頬を優しく撫でた。
それを見た赤いチューリップが不満そうに声を上げる。
誰もアリスの話を聞く気はないらしい。
私も私もと、次々に花たちがその葉や蔦を伸ばしてアリスに触れ始める。
滑らかな葉がアリスの肌を撫で、細い蔦がアリスの足に絡みつく。
時折敏感なところに触れるそれらに、アリスは思わず身体を震わせた。
「あ、あの、俺、んっ!し、しろ、白うさ、んん!」
「嫌だわみなさんったら。私が見つけた花ですのに」
「もうチューリップさんったら。いいじゃありませんの」
「この子はあなただけのものではありませんのよ」
「そうよ。私だって触りたいわ」
一輪の花がその蔦を伸ばして軽々とアリスの身体を持ち上げる。
花たちは喜んで自分たちの葉や蔦を伸ばしてアリスに触れた。
不満そうだった赤いチューリップは、やがて諦めたように花を落とした。
「もう。仕方ありませんわねぇ」
「あら、この子とても滑らかな花触りですわ」
「根は二本しかないのね。これだけで養分と水分はちゃんと取れて?」
アリスの頬を楽しそうに撫でたり、その足に蔦を絡ませながら花たちは楽しそうに声を上げる。
スカートに潜り込んだ蔦に際どいところを撫でられ、アリスの身体が縦に跳ねる。
別の蔦がアリスの身体に巻きついて、エプロンドレスを乱していく。
乱れたドレスの間から花たちはその葉や蔦を潜り込ませ、好き勝手にその身体をまさぐりだした。
「まあ!細い茎。こんなに細くて大丈夫ですの?」
「あ、あんッ!や、や、あっ、あ、あ、アッ!」
「これは、種かしら。あなたの種って小さくて固いのね。あら、二つあるわ」
身体に巻きついた葉がアリスの肌を撫で、細い蔦がアリスの乳首に絡みつく。
両方を細い蔦に同時にきゅ、きゅ、と摘ままれる感覚に、アリスは吐息を漏らした。
「あら、花を真っ赤にして可愛い。照れていらっしゃるの?」
「あなたみたいな花を見たの、ここにいるみんなが初めてなのよ」
スズランは楽しそうにくすくすと笑い、ひまわりは好奇心たっぷりの表情、いや花情でアリスを覗き込む。
アリスは身体を小さく震わせながら短く息を吐きだした。
身体を持ち上げていた蔦がアリスの手首に絡み、その腕を上に引き上げた。
完全に吊り上げられた状態のアリスの身体に、いろいろな太さの蔦が絡みつく。
どうやら葉より蔦の方が触りやすいと考えたらしい。
「本当に綺麗な花触り!どこの土で生まれたの?」
「小さな種ね。こんなに小さくて立派な花が咲きますの?」
「あ、あの、おれ・・・・おれ、はなじゃ、な・・・・あっ」
「ねえあなた、蜜はどこから出ますの?」
アリスの話などそっちのけで花たちは楽しそうにアリスの身体をまさぐる。
細い蔦がアリスの乳首に絡みつき、それを確かめるようにきゅ、きゅ、と締める。
アリスの細い足に絡みついた太い蔦が、その肌触りを確かめるように上下に動く。
その蔦から何か分泌物でも出ているのだろうか、アリスの足をねとりとしたものが伝っていく。
同じような蔦がアリスの頬を撫で、開いた口のナカへ潜り込んでナカを蹂躙する。
その蔦から滲み出る苦いそれに、アリスの瞳に涙が滲んだ。
「あなたの葉って変わった色ね。こんな色花びらでしか見たことないわ」
「やだのじぎくさんったら。Mr.サニーレタスもこの色でしょう」
「彼は花ではありませんわよ、たんぽぽさん」
「ねえ、葉の中はどうなっているの?」
ひまわりが不思議そうにアリスの足の間を覗き込んでその葉でスカートを持ち上げる。
アリスは思わずか細い悲鳴を上げて膝を擦り合わせた。
「や、だ、だめ・・・・み、見な、で・・・・っ」
「あら、いいじゃない少しくらい」
するりと二本の太い蔦が伸びてくると、それがアリスの両膝にそれぞれ巻きついてぐいと持ち上げた。
足を大きく開かされた格好に、アリスは思わず悲鳴を上げる。
ひまわりはアリスのスカートを持ち上げると中を覗き込んだ。
「やあぁぁ・・・・お、おねが、やめ・・・・あ、あっ!」
「あなた変わってるわね。茎と根の付け根部分から蜜が出るの?」
「それにたくさん出てるわ。あなたって本当に珍しい花」
細い蔦がアリスの緩く反応したそれに絡みついて、ゆるゆるとそれを撫で上げる。
声を上げかけたアリスの口に、また太い蔦が入り込んで舌を絡み上げた。
アリスのモノに絡みついていた細い蔦が、先端の敏感な部分を弄り始める。
「ふ、ふあ、やら、そこ、らめぇ・・・・っ」
「ここから蜜が出ているのね。じゃあここが蜜腺?」
「あら、私それが雌しべだと思っていましたわ」
「でもこんなに出てたら枯れてしまうのではなくて?」
太い蔦を咥えさせらている所為で、アリスのくぐもった声は花たちには届かない。
といっても咥えさせられていなくても彼女たちはアリスの言葉など聞いていないだろうが。
細い蔦はアリスのモノから離れると、その鈴口にその身を差し込んだ。
尿道に入ってこようとする蔦に、アリスの身体がびくんと跳ねる。
「ひはッ!い、いはい・・・・ッ!」
痛いと言った言葉は蔦の所為で上手く発音できず、そしてやはり彼女たちに届かなかった。
痛みと快感がまぜくたになって、アリスは意味もわからず涙を零した。
背中を這っていた太い蔦がアリスの尻を這って、その割れ目にそれを滑らせた。
「ひぅ!」
「あら、ここは?」
他の蔦でアリスの尻を割り開いて、アナルを蔦先で撫でる。
そこにぐっと蔦を押し込むと、アリスのアナルのナカでそれが驚いたように跳ねた。
「まあ熱い!枯れてしまいそうですわ!」
「あら!本当?」
「でもとても締め付けてきますの。もう少し奥にまで入るみたい」
そう言いながら花はその太い蔦をアリスのアナルの奥へ奥へ進めていく。
アリスは悲鳴を上げたかったが、口のナカの蔦がそれを許してくれなかった。
別の太い蔦がアリスのペニスに絡みつき、それを擦り始める。
数本の細い蔦がその下の袋に絡みついて、まるで揉みしだくようにぎゅ、ぎゅと軽く締め付けた。
アリスのアナルに入った蔦が、アリスの最奥にまで辿り着く。
「ここで終わりみたいね。・・・・あら、これは何かしら」
蔦がアリスのナカのしこりを撫でた瞬間、アリスの身体がびくんっと跳ねた!
途端に締め付けたそこに、花は驚いたように蔦を少しだけ引く。
「まあ驚いた!この子の茎の奥に何か硬いものがありますわ!」
「本当に?!可哀想・・・・何とかしてあげられるといいのだけれど」
それがアリスの身体にとって悪いものだと勘違いしたのだろう、花たちは哀れむようにアリスを見た。
アリスのアナルの中に蔦を捻じ込んだ花は、まるで労わるようにアリスの前立腺をそれで撫でる。
内心悲鳴を上げながら、アリスは身体をびくびくと震わせた。
「ねえどうしましょ!この子の蜜止まらないの!」
「えぇ?!大変!もう少し奥まで入れて差し上げたら?」
そうね、と花は頷いてその細い蔦をさらに尿道の奥にまで捻じ込んだ!
途端にアリスの身体を駆け上がる痛みと快感に、アリスは激しく身体を震わせる!
「んんんんッ!」
「もう少し我慢してね。私が必ず止めてあげるから」
「(いやー!やめてー!痛い痛い痛い!)」
アリスは内心叫びながらびくびくと身体を震わせる。
すると突然チューリップがあ、と声を上げた。
「ねえ、この子の茎の中のもの、潰して差し上げたら?」
「ああ!それはとてもいい案だわチューリップさん」
「(えええぇぇ?!)」
花はアリスのアナルから蔦を半分ほど引き抜いて、その身体を勢いよく突き上げた!
身体を駆け巡る激しい快感に、アリスの吊り上げられた足がびくんと跳ねる!
花をアリスの前立腺を潰すように何度もそれに蔦を打ちつけた。
「ふ、ふぁん!は、はんッ!ひあ!ひゃ、やめ、ら、らめッ!」
「苦しいのね、可哀想に。でも大丈夫。もう少しだけ我慢なさって」
そう言って花はさらに激しくアリスの最奥を攻め立てる!
アリスの足ががくがくと震え限界を訴え出したが、尿道の蔦が邪魔をして絶頂を迎えられない。
ペニスの竿を扱かれ袋も扱かれ、さらに乳首まで攻められ、アリスにとってもう既に快感は苦しいだけだった。
尻を割り開いていた蔦がさらにそこを大きく開き、ナカの蔦の動きを激しくさせる。
我慢の限界を超えたアリスは、口のナカの蔦に勢いよく噛みついた!
「痛いッ!」
「ふあ!細いの、細いの抜いてぇッ!」
口のナカの蔦が抜けた瞬間、アリスは背を反らせて叫んだ。
驚いた花が尿道の蔦を一気に引き抜く!
それと同時に前立腺を強く叩かれ、アリスは悲鳴を上げて激しく射精した!
「ふあ、あん、ああぁぁぁ・・・・ッ」
長く激しい絶頂に、アリスは激しく身体を震わせる。
花たちはそのザマを茫然と見つめた。
やがて射精を終えると、アリスは荒い息をしながら長い息を吐いた。
「す、すごい!今の何?!もう一回やって見せて!」
ひまわりが顔を、花をきらきらさせながらアリスを見上げた。
それと皮きりに、他の花たちもアリスにもう一度もう一度とせがむ。
アリスの返事を聞く前に、花たちはもう一度アリスの身体をまさぐりだした。
さっきより激しく乳首を締め付け、ペニスを扱き、袋を揉みしだく。
アナルに蔦を捻じ込んだ花は未だに使命感に燃えているのか、再び激しく前立腺を叩き始める。
太い蔦が何本もアリスの身体に巻きつき、その身体を激しく撫でまわす。
「あなた!私の蔦を噛むなんて酷いわ!とても痛かったじゃない!」
「あ、あはん、ふ、あ、あん、ご、ごめ・・・・あ、あぁんッ!」
再び尿道に細い蔦を差し込まれ、アリスは痛みと快感に背を反らす。
目の前に掲げられた先ほど自分が噛んでしまった太い蔦に、アリスはそっと舌を這わせた。
ぬるりと湿った太い蔦がもう一本、アリスのアナルをつつく。
ぎっちりと蔦を咥えこんだそこにまだ捻じ込むかのようなそれの動きに、アリスはくぐもった悲鳴を上げる。
「(二本は無理ー!)」
太いものでは無理だと思ったのだろう、代わりに細い蔦がアリスのアナルに差し込まれた。
細いそれがアリスのアナルのナカをくすぐるように蠢く感覚に、アリスの足が大きく跳ねた。
口のナカの蔦が抜けて、アリスの顔を撫でまわす。
ぬるりとしたそれが、アリスの頬をとろりと伝った。
太い蔦がアリスの前立腺を激しく荒々しく突き上げる。
「ふ、ふあん!あん、あんッ!あ、アッ!は、はんッ、あ、あ、も、だめッ!」
「あ、そういえばあなた何でここに来たの?」
「え?あ、あん、あ、あん、あん、は・・・・何で、だっけ?」
ひまわりがやっと思い出したようにアリスの顔を覗き込んで問うたが、アリスの頭の中は快感で働かなくなっていた。
細い蔦を尿道の奥へ奥へ差し込まれる。
それがもたらす痛みは、アリスにとってもう快感以外の何物でもなかった。
身体中を湿った蔦で愛撫され、アリスの頭は快感で狂いそうになる。
「あ、ああ、あ・・・・も、も、細いの、抜いてぇえ・・・・ッ」
「もう一度見せてくれるの?!」
嬉しそうにアリスを見上げて、その花は一気に尿道の蔦を引き抜いた!
それと同時に、アナルの太い蔦がアリスの前立腺を叩き、細い蔦がそれに突き刺さる!
「ひ、あ、あああああッ!!」
アナルは背を反らせると、再び激しい絶頂を迎えた。
散々弄られ焦らされたそれは、弾かれたように白濁を勢いよく吐きだす。
ぼたぼたと大量に滴り落ちるそれを、花たちは好奇の眼差しでじっくりと眺める。
アリスは激しく身体を震わせながら長い絶頂に喘喘いだ。
「何度見ても凄いわ!ねえ、もう一度やってみせて!」
「え?!も、もう無理!」
アリスの言葉に、花はむうと花びらを膨らませた。
一瞬アナルのナカで蠢いた太いそれに、アリスは身体を震わせた。
「い、いや、それ、も、抜いて・・・・!」
「でもまだ・・・・」
「そ、それ、最初からあるやつだから・・・・別に悪いものとかじゃないから・・・・」
「あら、そうだったの」
少し興を殺がれたように花はあっさりと蔦を引き抜いた。
一気に引き抜かれた蔦にナカを擦われ、アリスは背を反らせて身体を震わせた。
荒い息をしながらぐったりとしているアリスを花たちは見下ろす。
「そういえばあなた何故ここに来たの?」
「は・・・・はあ・・・・は・・・・え?あ、俺、白ウサギ探して・・・・」
花たちは花を寄せあうと何か話し合い始めた。
どうやらお互いに情報交換をし合っているらしい。
アリスはその間に自分の服を整えることにした。
「白ウサギならあっちに行ったそうよ」
チューリップが葉で北の方を指差した。
確かにその方向に行けば森を抜けられるようだ。
アリスはほっと胸を撫でおろした。
密林にも似たこの森の薄暗さと不気味さに内心びくびくだったのだ。
「どうもありがとう!」
「いいえ。また来てね」
「き、気が向いたらね・・・・」
苦笑いを漏らしてアリスは花たちが教えてくれた方向に歩きだす。
気をつけてーと葉を振ってくれた花たちに振り返って手を振り返した。
しばらくてくてくと歩いていると、わずかに明るくなり始めた。
近い出口に表情を綻ばせたとき、
「どこへ行くんだい、可愛いお嬢さん」
「ぎゃあッ!」
突然誰かに声をかけられ、油断しきっていたアリスは飛び上った。
後ろの大きな緑の葉に振り返ると、パイプのようなものを吹かす巨大な芋虫。
気持ち悪ッ、と内心アリスは叫んだ。
「あ、あの、俺白ウサギを探してて・・・・」
「随分可愛らしい小さなお嬢さんだね。どうしてそんなに小さいんだい?」
話聞けよ、とアリスは内心思って頬を引きつらせた。
アリスは今までのことを適当にかいつまんで芋虫に話す。
もちろん花たちにイタズラされたことは除いて。
芋虫は聞いているのかいないのか微妙だったが、アリスの話を聞いてうんうんと頷いた。
「よしよしわかった。ならそのマッシュルームを食べてみなさい」
「こ、これ?」
アリスはどーんと大きなマッシュルームを見上げる。
それに近寄って恐る恐るかじると、少しだけ身体が大きくなった。
また少しかじる。また少し大きくなる。
それを何度か繰り返すと、アリスは元の大きさに戻った。
「ありがとう芋虫さん」
「おやおや随分大きなお嬢さんだ。気をつけて行きなさい」
そう言って既に小さくなった芋虫はパイプを吹かしてひらひらと足を振った。
元の大きさに戻ったアリスは上機嫌に森の出口へ駆けて行った。
<夢の国編・Fin>
<next⇒帽子屋編>
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なーんか妄想してたらネタがむくむくでてきてええいもう作っちゃえ☆な感じで作ったものですんません(早)
一応「Sadistic Rhaosidy」では初の連載小説。でもラストは分岐式。
今回は初めての触手プレイ。つか、触手か?これ・・・・。
お気に入りのフレーズはMr.サニーレタスです。彼は紳士で花たちの憧れの的です。マドンナは桜さん。
花たちから見たら花はアリスの顔、茎が身体、葉は服で、根は足です。蜜は言わなくていいですよね^^
何かあれですね。この花たち結構卑猥なこと平気で言ってますよね(誰の所為)
これから花たちの議論の中心はアリスのアレは蜜腺か雌しべかです(死んでこい)
基本的にアホみたいな話なんで龍瀬のノリについてこれる方だけついて来てくださると嬉しいなw ←
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