愛してティーチャー!<妹編>(手淫・口淫・外出・座位・バック)



「ちょ、ま、有岡!」


先生の両腕を掴む俺の手を、先生が必死で振り解こうとする。

じりじりと先生の身体を後ろに下がらせて、そのままソファに勢いよく押し倒した。

勢いに思わず目を閉じた先生の上に馬乗りになって動きを抑え込む。


「な、何昼間っから盛ってんだよ馬鹿!」
「なあ、好きだよ、先生」


薄く微笑んで囁くと、先生の肩がびくりと跳ねた。

顔を段々と赤らめて、泣きそうな顔で俺を見上げる。

耳を舐めると、先生が身体を縮こまらせる。


「先生・・・・」
「んッ!や、も・・・・お前、きらい・・・・っ」


頬にキスをすると、先生は泣きそうな声で呟いた。

黒の服の中に手を入れて、ハイネックを指でずらして首筋にキスをする。

先生の肌に手を這わせると、先生の身体がびくびくと震える。

ちゅ、と首筋を吸い上げると、身体がびくんと跳ねた。


「あ、や、や・・・・あ、ありお、か・・・・だめ・・・・っ」
「先生、好きだよ」


ちゅ、とキスをすると、先生が泣きそうな声を漏らした。

顎を押して口を開けて、深く唇を合わせる。

歯の隙間から舌を差し込んで、先生の口のナカを存分に味わう。

服の中に突っ込んでいた手を、先生の足に滑らせる。

びくりと震えた先生に目を細めて、先生のジーパンのボタンに指をかけて、


「おにーちゃーん!遊びに来たよーッ!!」


バァーンッ!と勢いよく開いたリビングのドアに、俺と先生は同時に振り返った。

リビングを開けた当の本人は、満面の笑顔のまま目を見開いて固まった。

突然の訪問客に、俺と先生もその体勢のまま身動きがとれない。

リビングから、一切の音が聞こえた。


「も、桃・・・・」


自分でも顔が引きつっているのがわかった。

その直後、先生の悲鳴と同時に俺の顎に先生の蹴りが綺麗に決まった。





愛してティーチャー!<妹編>





「妹の桃です」
「妹の桃でーす」


俺に続いて桃が可愛い子ぶって首を傾げながら名乗った。

目の前の先生はちょっとぽかんとした顔で桃を眺める。


「あ、有岡妹?」
「有岡妹です」
「・・・・に、似てねえな」


(先生にとって)後味の悪い初対面の所為か、先生の感想は巡り巡ってこれだった。

まあ確かに似てねえよな。似てるなんて言われたことねえし。

俺は親父似で桃はお袋似だからな。


「あ、つ、月代勝彦、です」
「へー、でも勝彦って感じじゃないですねー」


あっさりすぎるほどあっさり言った桃に、先生は嫌悪を感じなかったらしい。

面白いなぁ。もうちょっと観察しとこう。


「月ちゃんって呼んでいいですか?」
「つ、月ちゃん?」
「はい!月ちゃん」


素っ頓狂な声を上げた先生に、桃がめちゃくちゃ笑顔で説明する。

唖然とする先生に、俺は思わず笑いを押し殺した。

先生、めちゃくちゃ戸惑ってる。

桃は上機嫌でにこにこと笑顔だ。

まあ、この笑顔の所為でもあるんだろうな。

兄貴が男押し倒してる現場見てのこの笑顔は確かに戸惑うよな。

先生が落ち着こうと俺が出したアイスティーを一口飲む。


「で、月ちゃんってお兄ちゃんの恋人なんだよね?


満面の笑顔で首を傾げながら聞いた桃に、先生は勢いよくアイスティーを噴き出した!

俺の顔面にアイスティーぶっかけたことを気にも留めずに、先生は激しく咳き込みながら桃に勢いよく振り返る。

桃も俺のことなんて完全スルーで上機嫌ににこにこしてる。


「な、お、俺と有岡は、べ、別に、そんなんじゃ・・・・っ」
「えー?でもさっきマジでヤりあう5秒前みたいな感じだったじゃん」


元ネタ古いな。

満面の笑顔な桃に、先生は顔を真っ赤にして口をパクパクさせてる。

・・・・可愛い。


「やーん、困ってるー、かーわいー!」
「やめろ桃」


べしっと桃を額を叩くと、桃がやーんと声を上げた。

額を擦る桃を一瞥して、俺は先生に振り返った。


「大丈夫だよ先生。桃はそういうの理解あるから」
「え?!」
「理解あるって言うか、むしろ好き?


えへ、と首を傾げた桃に先生がびくりと肩を震わせる。

にこにこしてる桃を見て、先生はやっと信じたらしい。

ほっと息を吐きながら肩を落した。


「ねえねえ、月ちゃんはお兄ちゃんのどういうところが好きなの?」
「は?!な、べ、別に好きじゃねえよ!」


顔を真っ赤にして先生が怒鳴った。

あーもう、可愛いなー。俺が大好きでしょうがないくせに。

横見ると、桃が目をキラッキラさせてた。


「ツンデレ?!ツンデレですかお兄ちゃん!ツンデレはいいですよ急に萌のピンポイントを突いてきましたねホントそんじょそこらのしょうもない女ばっか連れてきたあのバカ兄貴がこんな素敵で可愛いツンデレを連れてくるなんてもう見直しましたよさすが桃のお兄ちゃんです確かに月ちゃんはツンデレってタイプですねけどまだまだツンデレレベルが低いご様子ですね大丈夫です桃がちゃんとレベルアップに精を出しますツンデレハアハア」
「桃、桃、桃落ち着け」


ノンブレスで一気に捲し立てはじめた桃をどうどうと宥める。

何だよツンデレレベルって。つかお前さっきさりげなくバカ兄貴っつっただろ。

先生は後ずさってびくびくと怯えている。

うん、まあ、そりゃこれじゃ怯えるよな。


「お兄ちゃん!グッジョブです!」
「ドウモアリガトウ」


キラキラしながらガッ!と俺の手を握った桃に、俺は気の抜けた笑みを浮かべてただろう。

俺は溜息を吐いて先生に振り返る。


「先生、悪いんだけどお茶入れ直してきてくんない?桃が持ってきたチーズケーキ、食べたいだろ?」
「え?あ、ああ」


先生はパァッと顔を輝かせるといそいそと台所へ向かった。

桃はにこにこと笑顔で先生を見送る。


「あーもうホント月ちゃんは萌ですねツンデレ可愛いよツンデレ桃が食べたい


またノンブレスでぶつぶつ呟く桃に、俺は自分の頬が引きつったのがわかった。

あーくそ、だから桃に先生逢わせたくなかったんだよ。

こりゃ絶対今日は一日先生盗られるな。


「つかお前、何しに来たんだよ。来るなら連絡ぐらい入れろ」
「えー?アポなしで行くから面白いんじゃーん。それにアポなしだったらあんな美味しい状況にも巡り合えますしね」


うふふ、と不気味に笑った桃に、また俺の頬が引きつる。

はぁーと溜息を吐いた俺に、桃はにこにこと笑顔だ。


「何?」
「ううん。お兄ちゃんが幸せそうでよかったなーって」
「は?」


何だそれ?

まあ確かに今幸せの絶頂だけど。

桃はにこにこと笑顔で俺の顔を覗き込む。


「桃ね、ずーっとお兄ちゃんのこと心配してたんだよ?最近あんまり家帰ってこないし。前まで女の人とっかえひっかえだったし」


桃の言葉に、俺は目を見開いた。

そんな俺を気にも留めず、桃はやっぱり笑顔で続ける。


「新しい恋人ができたって言うから心配してたけど、月ちゃんみたいな人でよかった。本当にお兄ちゃんのこと好きみたいだし」


お兄ちゃんもだけどね、と桃は意地悪げに笑う。

俺を見上げて、桃はまたにっこりと笑った。


「ね、お兄ちゃん。本当に好きな人って、一緒にいるだけで幸せでしょ?」


また、俺は目を見開いた。

桃はやっぱり笑顔だ。


「・・・・ああ、そうだな」


俺は笑って、桃の頭をくしゃくしゃと撫でた。

桃はくすぐったそうに笑って俺を見上げる。

ホント、こいつには心配かけっぱなしだな。


「お前にはずっと心配かけてたけど、今度は大丈夫だよ」


俺の言葉に、桃が不思議そうに顔を上げる。

俺は桃に微笑んだ。


「初めて一生一緒にいたいって思えるんだ。だからもう、桃には心配かけないよ」


俺を見上げて、桃が目を丸くする。

桃の頭を撫でると、桃は嬉しそうに笑った。


「バカだなぁ、お兄ちゃん。桃はこれからもずーっとお兄ちゃんを心配するし、お兄ちゃんに迷惑かけられるよ!」
「ああ、そうか」


笑った俺に、桃も楽しそうに笑う。

ホント、俺もできた妹を持ったよな。

お盆にケーキと紅茶を載せた先生がリビングに戻ってくる。


「いつもありがとうな。そこらへんの下手な店屋よりずーっと美味いよ」
「ホント?!ありがとう月ちゃん!」


笑顔の先生に、桃も嬉しそうに笑った。

嬉しそうにお茶の用意をする先生を、桃は嬉しそうに見つめた。


「あ、ねえお兄ちゃん。今日泊まってっていい?」
「え?!」


と、泊まんのかよ?!

今日は先生も泊まる予定だったのに・・・・。


「いいじゃねえか。俺は帰るし」
「えー?!月ちゃん帰っちゃうの?!やだよー!月ちゃんも泊まってよー!」


ぎゅうっと腕にしがみついた桃に、先生は顔を真っ赤にした!

あわあわと慌てる先生に、桃が必死で泊まってー!と強請る。

・・・・うわー・・・・面白くねー・・・・あれ、俺心狭い?


「わ、わかった!わかったから離れろ!」
「ホントに?!うれしーッ!」
「離れろっつの!」


ますますしがみついた桃に、先生は思わず怒鳴った。

俺は面白くなかったけど、とりあえず安心した。

先生桃のこと気に入ってるみたいだし、桃も先生に懐いてるみたいだし。

ぎゃあぎゃあ戯れてる二人を眺めながら、俺は目を細めた。










夕食は桃のリクエストで俺手製のハンバーグとサラダ、コーンスープになった。

デザートはもちろん桃手作りのティラミスになった。

ホントーに幸せそうな顔でティラミスを食べる先生に、桃は珍しく照れたようにはにかんでた。

桃を先に風呂に入らせて、俺は先生と並んで食器を片付けていた。


「何つーか、お前の妹すげえな」
「え?ああ、まあな。可愛いだろ?」


まあな、と先生が小さく笑う。

泡だらけの皿を差し出すと、先生がそれを湯で濯いで乾燥機に並べる。


「一発ぐらい殴られる覚悟してたんだけどなぁ」


先生の言葉に意味が一瞬わからなかった。

やっと理解して、ああ、と無意識に呟く。


「殴られるとしたら俺だろ?元々押し倒したのも先に手ぇ出したのも俺だし」
「ははっ!そうだったな」


先生が楽しそうに笑ってまた食器を乾燥機に置く。

つーか、先生さっきから俺のこと見ないよね。

今まで黙ってたけど、まいっか。


「先生さぁ」
「んー?」
「俺と桃の話聞いてただろ?」


ガチャンと音を立てて食器が流しに落ちた。

おー、割れてねえな。

先生を見ると、先生は顔を真っ赤にして目を見開いてた。

やっぱりな。あー可愛いっ。


「そ、そんな、こと・・・・っ」
「わかりやすいリアクションどうもありがとう。別に怒ってないよ」


先生は言葉を詰まらせて、申しわけなさそうな顔で俺を見上げた。

もごもごと口ごもりながら唇を尖らせる。


「た、立ち聞きするつもりじゃなかったんだよ・・・・ご、ごめん」
「だから怒ってないってば。けど、俺本気だからね」


先生が目を見開いてまた俺に振り返る。

俺が微笑むと、先生は顔を真っ赤にした。


「先生・・・・」


そっと唇を寄せると、先生がはっとしてぎゅっと目を閉じた。

唇が、触れあいそうになった瞬間、

変な空気が漂っていることにふと気付いた。

振り返るとリビングのドアの隙間から俺たちを凝視する桃。


「ハアハアハアハア萌です激萌ですお兄ちゃん桃のことなど気にせずヤっちゃってください最後までヤっちゃってくださいハアハア」
「・・・・桃・・・・」


こいつ・・・・いつの間に・・・・。

深々と溜息を吐いた俺の隣で、先生がぎゃーっと悲鳴を上げた。

寝室のベッドで桃が眠りこけているのを確認して、俺は安堵の息を吐いた。

俺の予想通り、今日は一日中先生桃に盗られてたからな。

先生はちびちびと風呂上りのビールを飲んでいる。


「寝たのか?」
「ああ。ごめんな、先生。迷惑だっただろ?」


苦笑しながら言った俺に、先生がふるふると頭を横に振った。

俺は微笑んで、先生の隣に座る。

先生を抱き寄せて、ちゅと頬にキスをした。

そのまま首筋に唇を滑らせた俺に、先生がびくりと身体を強張らせる。


「ん!あ、有岡、も、桃が・・・・っ」
「大丈夫、起きないよ。先生が大きな声出さなきゃ」


パジャマ代わりのシャツのボタンを外しながら、先生の首筋に吸いつく。

胸に手を這わせると、先生は身体を強張らせてぎゅっと目を閉じた。

先生の身体に手を這わせながら、先生の足にそっと手を這わせる。


「あ、あ、ぅ、ありお、か・・・・だめ・・・・っ」


俺の手を泣きそうな顔で見つめながら先生がか細く囁く。

それを聞こえなかったふりして、俺は先生の耳に舌を這わせた。

耳の縁を舌でなぞって、食んで、ナカに舌を差し込む。

先生がぎゅっと目を閉じて俺のパジャマ代わりのシャツにしがみつく。

先生のズボンを脱がせて、先生のモノに指を絡める。


「ん、ふ、く、ん、んんぅ・・・・っ」


先生が泣きそうな顔で俺のシャツを噛みしめた。

先生のモノの先端を指で捏ねると、じんわりと先走りが溢れた。

それを指に絡めて、尻の割れ目にそっと指を滑らせる。

窄みを指でくすぐって、ぐっとナカに指を押しこんだ。


「ふ!ふ、ぐ、ん、んん、ふ・・・・!」


しがみつく手と噛みしめる歯に力を込めて、先生は必死で声を抑え込んだ。

根元まで指を捻じ込んで、なるべく音を立てないようにナカをかき混ぜる。


「ふ、ふ、ぐ、ん、んんぅ、ん、ぅん、ん、ん、ふ!」
「いい子だね、先生」


先生の頬にちゅとキスをして、俺は身体を折り曲げた。

そそり立つ先生のモノにキスをして、ゆっくりと口のナカへ収める。


「ひ、はあ!あ!ありお、か!だ、だめぇ・・・・ッ」


先生は背を反らせると悲鳴のような声を上げた。

後ろのソファに倒れこんで、必死で口に腕を押し付ける。

先生のモノを奥まで咥えこんで、先端を舌で抉る。

ぢゅう、と音がするほど先端を強く吸い上げると、先生は上げそうになった悲鳴を必死で押し殺した。

先生のモノに舌を這わせながら、卑猥な水音を立てながらナカをかき乱す。

ぺろりと舌を這わせて口を放すと、ナカからゆっくりと指を引き抜いた。

さっき用意してたゴムを自分のモノにすばやく被せる。


「ん、先生・・・・」


先生の腕を掴んで、足の上に跨らせる。

先生は身体をフルフル震わせながら俺の肩に縋りついた。

先端を押し当てると、先生の身体がびくりと震える。


「あ・・・・だ、だめ、ありおか・・・・おれ、こえ、がまん、できな・・・・っ」
「じゃあチューしててあげる」


言うなり先生の唇を塞いで、一気に奥まで捻じ込んだ!

先生が目を見開いて、くぐもった悲鳴を上げた。

唇を放して、先生の呼吸が整うのを待つ。

先生はぼろぼろ涙を零しながら何度も深く息を吸う。


「せーんせ、大丈夫?」
「も、や、だ・・・・ばか・・・・っ」


先生が目に涙をいっぱい溜めて、泣きそうな顔で俺を睨み下ろした。

そんな顔しても全然怖くないよ。可愛い。

俺がべ、と舌を出すと、先生も舌を出した。

その舌に自分の舌を絡めると、先生の身体がふるりと震えた。


「ん、ん、む、ん、ふ、ん、んん」


先生の舌に自分の舌を絡めて、深く唇を塞いだ。

先生の腰を掴んで、その身体を上下に揺さぶる。

俺の口のナカで、先生がくぐもった声を上げた。


「ん、ん、ぐ、ふぐ!ん、んんぅ!ん、んんっ!ん、ん!」


俺の肩にしがみついてた先生の手が、必死で俺に首に抱きつく。

一層深く合わさった唇に、俺は頭の中に痺れが走ったように感じた。

先生が必死で俺を求める。俺も必死で先生を求める。

ああ、何か、幸せだ。

強くその舌を吸い上げて強く突き上げると、先生の身体がびくんと跳ねた!

先生が、俺のモノを強く締め付ける!


「ん、ぐ!んんんぅッ!!」


先生が口のナカで悲鳴を上げて果てた!

俺も先生の身体を抱きしめて先生の最奥で果てる!

自分の欲を全部吐き出して、俺は抱きしめる腕を緩めて唇を放した。


「ふ、ふあ!は、はっ!はぁ・・・・はぁ・・・・・」
「は・・・・はぁ・・・・先生・・・・」


涙が伝うその頬にちゅ、とキスをして自分のモノを引き抜いた。

先生が一瞬安堵したように息吐いたけど、甘いよ?

まだぐったりとしてる先生の身体を四つん這いにさせて、俺は新しいゴムを被せた。


「ちょ、あ、ありおか、ああアァァッ!」


一気に奥まで貫くと、先生が背を反らせて悲鳴を上げた。

間髪開けずに腰を揺すりだした俺に、先生が必死で唇を噛みしめる。

うーん、ナマでしたいけど、風呂入ったばっかだしなぁ。


「ん!んん!ん、ん、ぅ、ん、ん、ふぁ!」


必死で突っ張ってた肘ががくんと折れて、先生は自分の腕に顔を突っ伏した。

強く目を閉じて必死にシャツの袖を噛みしめて声を押し殺している。

後で怒られるんだろうなぁ。まあどうせ怒られるんなら今の内ハメ外しとこ!

俺は先生の腰を掴むと、激しく自分の腰を打ちつけた!


「ん、んぐ!ん、ん、ふ!ふ、ぐ、ん、んぅ、ぅ、んんッ!」


声を押し殺すのに必死で、先生は抵抗しない。

それをいいことに、俺は激しく先生の身体を突き上げる。

限界が近いのか、先生の足ががくがくと震えだした。


「ふ、はあ・・・・先生・・・・」
「ふ、ぐ、ん、んんんッ!」


先生に身体がびくんと震えて、再び先生が達する。

それと同時に強くなった締め付けに、俺は逆らうことなく最奥で果てた。

ぴくぴくと余韻に身体を震わせる先生の腕を掴んで身体を引き上げる。

ソファにうつ伏せに押し倒して、俺は覆い被さるように先生を突き上げた!


「ん、んぐぅ!ん、ん、ふ、ふぐっ、ん、ん、ふ、ふぁ、ん、んんぅッ」


先生がイヤイヤするように必死で頭を振るのを無視して突き上げる。

ソファに必死で爪を立てる手に、上から手を被せて指を絡めた。


「はあっ、先生、好きだよ」
「んん!ん、んんぅ、ん、んく・・・・っ」


耳元でわざと低く囁くと、先生はびくりと身体を震わせて涙目で俺を睨んだ。

悔しそうな顔の先生に笑って、俺はもう片方の手で先生の頬を撫でる。

俺が好きだよって言ったら先生が何でも許しちゃうことを知ってる。

確かに十分確信犯だけど、毎回それで全部許しちゃう先生も悪いと思うなぁ。

ホント、先生って俺に甘々で俺のこと大好きだよな!


「先生、好きだ、好き。大好きだ」
「ん、く、ふぁ!あ、ありお、か・・・・っ」


先生が袖から口を放して俺を見上げる。

その唇に、首を伸ばして噛みついた。

何度も角度を変えて唇を合わせて、ナカの舌に舌を絡める。

ぐちゅぐちゅとお互いの唾液がたてる卑猥な音にすら興奮する。

唇を舌先で舐めながら唇を放して、もう一度深く唇を合わせた。

先生の手を握る手に力を込めて、もう片方の手を先生の胸に這わせる。

心臓の上に掌を押し当てて、するりと一度撫でた。

どきどきしてるそれが、無性に嬉しかった。


「先生、どきどきしてる・・・・」
「ん、おまえ、だっ、て・・・・っ」


俺の心臓に耳を当てて、先生はうっとりと呟いた。

そんな先生に笑って、俺はさらに激しく先生を突き上げる!


「ひ、ん、んんく!ん、んふ、ん、んぁッ!」
「先生、好きだよ、先生・・・・ッ」


強くソファに爪を立てる先生の指に、自分の指を強く絡めた。

もう片方の手で、先生の身体を強く抱きしめる。

先生の手が手の甲から指を絡める俺の手を振り払って、ぎゅうと掌から俺の指に絡みついた。


「先生・・・・ッ!」
「ん、う、んんんーッ!」


びくんッと先生の身体が震えて、締め付けが強くなる!

俺も喉の奥で呻いて、先生のナカで果てた。

ぐったりとソファに突っ伏した先生を潰さないように覆い被さる。

俺の荒い息と先生のくぐもった息が聞こえる。


「ん、んふ、ん、は、はあ・・・・はあ・・・・」
「はあ、は・・・・先生・・・・」


ちゅ、と頬にキスを落とすと、先生がくすぐったそうに身を捩った。

先生のナカから引き抜いて、ゴムを外してゴミ箱に放り捨てる。

汚れたフローリングを丁寧に掃除して先生の身体を横抱きに抱き上げた。

びっくりした先生が慌てて俺の首に縋りつく。


「あ、有岡っ!」
「だって先生まだ動けないっしょ?ほら、大人しくして」


先生は俺を見上げて、むうと頬を膨らませた。

ふふ、可愛いなぁ。

ちゅ、と先生の額にキスをして俺はバスルームに向かう。

俺の背後で寝室のドアが音を立てずに閉まったことに、俺は気付かなかった。










「ふあーぁ」


先生が大きな欠伸をしながら身体を起こした。

ソファで寝てた所為で身体が痛いんだろう、しきりに身体を解してる。

俺も昨日は床で寝たから朝起きたら身体の節々が痛かった。


「先生おはよう」
「ん」


ちゅ、とキスをすると先生は大人しく目を閉じた。

先生はソファから立ち上がってふらふらとバスルームの方へ向かう。

あーなんか新婚みたい、って思ったら自然と頬が緩んだ。

幸せを噛みしめながら振り返った瞬間、デジカメを構えて突っ立っていた桃に心臓が止まったと思った。


「お、起きてたのか、桃」
「おはようお兄ちゃん!」


いまだバクバクしてる心臓を押さえながら言った俺に、桃は何事もなかったかのような笑顔で言ってのけた。

まあ何も言わないのなら言わないに越してくれることはない。

その後三人で朝飯を食って、桃は昼前に帰ると言い出した。


「もう少しゆっくりしていけばいいのに」
「いいの!桃、ちょっと用事できちゃったし」


いそいそと帰り支度をし始めた桃を覗き込みながら先生が言うけど、桃は笑顔で振り返った。

桃の言葉に、先生は不思議そうに首を傾げる。


「用事?」
「うん!デジカメの容量がいっぱいになっちゃったからメモリカード買いに行こうと思って」


その後すぐ家に帰りたいし、と言って桃はカバンを閉めた。

さらに一分後、俺と先生は並んで玄関から桃を見送る。


「じゃあお兄ちゃん、月ちゃん。いろいろご迷惑をおかけしました」
「そんなことないよ」
「いつでも来いよ」


頭を撫でながら言うと、桃は嬉しそうに笑って俺を見上げた。

月ちゃん、と桃は先生を呼んで向き合う。


「不束な兄ですが、どうぞよろしくお願いします」


そう言ってぺこりと頭を下げた。

桃の言葉に、先生は呆気にとられたように目を丸くしている。

しばらく桃を眺めて、先生は微笑んだ。


「こちらこそ」


そう言って先生も桃と同じように頭を下げた。

桃は頭を上げると、先生を見上げて嬉しそうに笑った。


「また来るね!お兄ちゃん、月ちゃん」


桃は俺たちを見上げて、にっこりと笑う。


ご馳走様でした


そう言って桃はまた頭を下げた。

桃の言葉に、俺と先生はは?と首を傾げる。


「え?あ、ああ、お粗末様でした?」


先生は若干混乱しながら返事を返す。

桃は先生を見て、にっこりと笑った。

ばいばーいと手を振りながらエレベータのドアの向こうに消えた桃を二人で見つめる。


「・・・・何かご馳走でも振舞ったか?」


先生は家に上がりながら不思議そうに首を傾げる。

確かにおかしい。

桃がこの家で食べたのは俺が入れた紅茶と先生が入れたミルクティーとあいつが作ったチーズケーキ。

後は晩飯のハンバーグとサラダ、コーンスープとやっぱり桃が作ったティラミス。

えーっと・・・・朝飯のサンドイッチとオレンジジュース、だけだよ、な?

確か桃は俺と先生に「ご馳走様」って言った。

・・・・ん?そういえば、あいつデジカメの容量がいっぱいになったっつってたよな。

確かに昨日の晩何枚か三人で写真撮ったけど、そんなたくさん撮ってねえよな。

・・・・デジカメの容量と、「ご馳走様」?

そこで俺ははっとした!

まさか、あいつ・・・・っ!

昨日の晩覗き見してやがったな!


「有岡?どうした?」


突然目を見開いた俺を、先生が不思議そうに覗きこむ。

俺ははっとして、無理矢理笑みを作った。


「ななな何でもないよ先生!そうだ先生!今日の昼飯何がいい?!」
「え、え?あ、べ、別に、何でも」


突然声を上げた俺に、先生がびくりと肩を震わせた。

ぜーったい先生に言っちゃダメだ!じゃなきゃ俺が殺される!俺が!!


「ふふ、いいなぁお兄ちゃん。また遊びに行こーっと」


上機嫌にカバンを揺らしながら桃がそう言ってデジカメの液晶を眺めてたことを、俺は知らない。



(今後桃が来たときはSEXすんのやめよう。いつか先生にばれたら怖いからな!)





<妹編・Fin>
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ついに登場有岡妹の桃(もも)ちゃんです。重症な腐女子(笑)
普段は可愛らしい普通の女の子ですが、腐女子モードに入ると萌を捲し立てる変態になりますw
腐女子モードになるとノンブレスで敬語になります。やべ桃楽しい(笑)
桃は有岡が大好き。有岡も桃が大好きです。ブラコンシスコンハアハア(*´Д`*)←
よく考えたら桃ちゃんがこのサイトで初めての女の子キャラですね。



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